昨今、出会い系カフェに関する問題が深刻化しています。
出会い系カフェとは「出会い喫茶」「トークカフェ」などとも呼ばれる、男女の出会いを目的とした店舗のことで、２０００年頃に関西で発祥したと言われています。現在では日本全国の繁華街に存在しています。

出会い系カフェは、店内は普通のマンガ喫茶のようになっていて、女性はインターネットやマンガを無料で利用することができます。しかし、普通のマンガ喫茶と違うところは、机の下や壁などがマジックミラーになっていて、その反対側から男性が女性の顔や、スカートの中を見ることができるようになっているところです。そして、男性は気に入った女性がいれば、店側を通して女性と個人的に話す部屋に女性を呼ぶことができ、気が合えば、そのままデートに行くことができます。
女性はインターネット使い放題、マンガ読み放題、ドリンク飲み放題を無料で利用でき、店舗の収入は、男性会員が入会時に支払う入会費、入店ごとに支払う入店費、女性とともに外出する際に支払う外出費などで成り立っています。


（男性客側から見た出会い系カフェ店内）

このように女性が無料で利用できることから、出会い系カフェは家出をしている少女たちの格好の居場所になってしまっています。出会い系カフェは直接女性が男性を接待することがないので、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に該当せず、２４時間営業できます。家出少女たちは無料で２４時間いつでも使える出会い系カフェを利用し、居場所を確保し家に帰らずに過ごしてしまうのです。

また、援助交際を目的としている男性客も多いので、お金のない家出少女たちは、甘い言葉に誘われ、すぐに援助交際に手を染めてしまいます。
さらに、店舗は「無料で利用できるマンガ喫茶」として駅前などで女性にチラシを配り、出会い系カフェであることを知らない女性客を利用させるという問題もあります。中にはマジックミラーから女性のスカートの中を見ることだけが目的の男性客もいるので、女性は知らず知らずの間に、何人もの男性にスカートの中を見られてしまうのです。

このように、出会い系カフェは様々な問題をはらんでいます。しかし、現時点では具体的な取締りの法律がないというのが現状です。もし、あなたの娘さんが家出をしてしまった場合は、「友だちの家にでもいるのだろう」と簡単に考えず、必ず専門家に相談してください。家出を繰り返している少女たちは、出会い系カフェを利用している可能性が非常に高いと言えます。娘さんが援助交際などに手を染めてしまう前に、急いで対策を取らなければなりません。
調査士会−九州四国相談センターでは、九州四国地方でお子様の家出問題にお悩みの方のご相談をお受けしております。九州四国−無料電話相談センターでは２４時間ご相談をお受けしておりますので、お子様が深刻なトラブルに巻き込まれる前に、早急にご相談ください。

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