失踪問題や行方不明問題は、様々なパターンがあります。
まずは家出などと同類の「一時的」なケース。これは未成年などによく見られる、一時的な気の迷いや感情的な行動によるものです。そして次は借金や精神的なものによる「自己逃避」のケース。これは自ら失踪状態になることを望み、これまでの人生をリセットする覚悟をして失踪しているケースです。

そして失踪問題・行方不明問題で最悪なものが 「事件・事故に巻き込まれた」 ケースです。
これは自ら失踪状態を望んだものではなく、失踪状態・行方不明状態にならざるを得ない状況下にあることです。先日も堺市の女性が行方不明になり、その女性の口座から男が現金を引き出していることがわかり、事件に発展ました。


【以下、毎日新聞より】

＜女性失踪＞５日から帰宅せず、口座から男が引き出し　大阪

　堺市南区の女性（６７）が５日午後から行方不明となり、この女性名義の銀行口座から現金約５万円が不審な男に引き出されていたことが１１日、大阪府警への取材で分かった。野球帽をかぶった２０〜３０代の男が銀行の現金自動受払機（ＡＴＭ）で現金を下ろす姿が防犯カメラに映っていた。１０日には自宅近くの店舗駐車場で女性の黒の高級外車が見つかり、府警捜査１課は、女性が事件に巻き込まれたとみて南堺署に捜査本部を設置した。

　捜査関係者によると、女性は５日午後２時４５分ごろ、家族に「美容院と買い物に行く」と話し、車で自宅を出た。しかし、翌日になっても帰宅せず、家族が６日朝、南堺署に行方不明者届を提出。捜査で、同日午後３時前に現金が引き出されていたことが分かった。ＡＴＭの防犯カメラに映っていた男は黒っぽいジャンパーとマスクを着用。女性の家族はこの男について「心当たりがない」と話しているという。

　一方、女性は５日午後３時半過ぎ、自宅から１キロ余りの堺市南区茶山台のショッピングセンターで買い物をしていたことが確認されたが、その後の足取りは途絶え、携帯電話も同日午後から電源が切られた状態。この店舗駐車場の防犯カメラには午後７時前、女性の車が場内を何度も往復するなど不審な動きをする様子が記録されており、１０日になって堺市内の別の駐車場に乗り捨てられているのが見つかった。

　女性は大阪市内で歯科医院を経営する夫と子供２人の４人家族。夫は毎日新聞の取材に「妻の無事を祈るだけだ。不安で居ても立ってもいられない」と話し、息子も「無事を願っている」と語った。

【以上、毎日新聞より】


女性が行方不明になる前にいたとみられる商業施設の駐車場

失踪問題というものは、上記のような「失踪事件」であることも少なくありません。
当然、先述した「一時的」なケースや「自己逃避」のケースも、放置しておいたら最終的に事件・事故に巻き込まれる可能性があります。実際にそのような事例も少なくありません。だからこそ、身近な人の家出や失踪、行方不明などを放置していてはいけないのです。

身近で上記のような失踪問題や行方不明問題が発生した場合は、まずは最寄の警察署に行方不明者届を提出しましょう。そしてその後は、なるべく早い段階で失踪捜索や行方調査の専門家へ相談をすることをお勧めいたします。何故なら警察署へ行方不明者届を提出しても、上記のような事件性がない限り、警察が積極的に動いてくれることはないからです。

現在九州四国地方で、大切な人の失踪問題・行方不明問題・家出問題などでお困りの方は調査士会−九州四国相談センターまでご相談ください。九州四国−無料電話相談センターでは、24時間無料で人探し調査や行方調査のご相談をお受けしておりますので、なるべく早い段階でご相談ください。


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