配偶者（夫や妻）に浮気をされた場合は、配偶者やその浮気相手に対して慰謝料を請求する事ができます。しかし慰謝料の請求をする側は、その慰謝料の根拠となる立証責任が生じることになります。
慰謝料は、自身の精神的苦痛に対する損害賠償のことですから、その損害の元になった「浮気の事実」の立証が必要不可欠ということです。

下記は全て配偶者との浮気に関するものです。
この５点のうち、最も浮気の立証に適しているものはどれでしょうか？

�@　浮気相手と一緒に写っている写真
�A　浮気相手からの手紙
�B　浮気相手とのメールやアプリでのやり取りの痕跡
�C　浮気相手と旅行した際の高速道路やホテルの明細
�D　浮気相手とホテルやアパートなどに出入りしている写真・映像



まず初めに覚えておくべきことは、浮気の民法上の解釈です。
一言で「浮気」と言っても、それこそ人それぞれ「どこからどこまでが浮気なのか、解釈が異なると思います。しかし、民法上ではこの解釈がハッキリと成されているのです。
民法上の浮気とは、「不貞行為」といい「配偶者以外との肉体関係に及ぶこと」をさします。
つまり、配偶者以外と肉体関係に及んだであろう事実証拠が必要になるということです。

まずは上記の�@「浮気相手と映っている写真」ですが、これは普通のツーショット写真では浮気の証拠にはなりえません。何故ならただ仲が良いことを証明するだけで、これだけでは肉体関係の証拠にはならないからです。お互い裸同士で写っていたり、2人が性交渉中であるとハッキリわかる写真であれば、強力な証拠になるでしょう。

この観点から言うと、�Aの手紙や�Bのメールやアプリも、それだけでは慰謝料請求に適した証拠とはいえません。この場合は、その中身に肉体関係に及んだであろう記述がみられても、不貞行為の証拠としては不適切といえるでしょう。これまでの事例・判例から言うと、「その手紙やメールなどの文章は、浮気相手による創作物、作り物である」と主張されてしまうことがあるからです。
そうなると次は、「その文章が創作物ではない」ということを証明しなくてはならないため、非常に立証能力が弱いものになってしまうのです。

�Cの「2人が旅行した際の高速道路やホテルの明細」ですが、これなら宿泊もしてるし肉体関係を証明できるだろう、と思われるかもしれません。しかし残念ながらこちらも、これだけでは慰謝料請求に適した証拠とはいえません。確かに「いつ、何処に、旅行に行っていた」ということは証明できるのですが、肝心な「誰と」という情報がこの証拠からは抜けているからです。この不明瞭な点を配偶者や浮気相手にはぐらかされてしまったら、不貞行為としての立証は難しくなってしまいます。

ここまでの点を踏まえると、�Dの「ホテルやアパートなどに出入りしている写真・映像」は、不貞行為を立証するための十分な証拠といえるでしょう。「いつ・誰と・何処で・何をしていたか」ということが、誰から見ても明らかだからです。たとえ本人達が「肉体関係には及んでいない」と言っても、『親密な間柄の男女がひとつ屋根の下に一晩一緒にいた』ということになれば、第三者は不貞行為であると認めざるをえないからです。



当然、このときの「親密ぶり」を証明するために、これまでの�@〜�Cの証拠があれば、強力な後ろ盾になります。もしも�@〜�Cの証拠を得られた場合は、大切に保管しておきましょう。その他にも自身で日記をつけることや、夫婦での話し合う際はレコーダーで会話を録音しておくなども有効でしょう。

ただし、�Dのような証拠をすべてひとりで集める事は不可能に近いといえるでしょう。浮気中に知っている顔、しかも自分の配偶者を見かけたとあれば、すぐに警戒した行動をとってしまうからです。
それ以外にも、いちばん重要な浮気現場の写真やビデオを撮ることは、やはり専門家の技術に頼るべきでしょう。せっかく危険な橋を渡って撮影が出来たとしても、そこに写っているのが誰なのかがわからなければ意味をなさないからです。



以上のことからも、現在配偶者の浮気にお悩みで、慰謝料請求まで視野に入れている方は、なるべくお早めに調査士会−浮気調査室へご相談ください。浮気調査室の浮気調査では、本人達が認めざるをえないような不貞行為の証拠撮影が可能です。これから慰謝料請求のための証収集をお考えの方は、浮気調査室−無料電話相談センターまでご相談ください。24時間無料でご相談に応じております。



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