平成１８年１１月、いじめが原因による子供たちの自殺が相次いだため、当時の伊吹文明文部科学大臣は子供達に緊急にメッセージを発表。全国の小学校の児童たちに配布されました。
メッセージの内容は以下の通りです。

「未来のある君たちへ」

弱いたちばの友だちや同級生をいじめるのは、はずかしいこと。
仲間といっしょに友だちをいじめるのは、ひきょうなこと。
君たちもいじめられるたちばになることもあるんだよ。後になって、なぜあんなはずかしいことをしたのだろう、ばかだったなあと思うより、今、やっているいじめをすぐにやめよう。
いじめられて苦しんでいる君は、けっして一人ぼっちじゃないんだよ。
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、きょうだい、学校の先生、学校や近所の友達、だれにでもいいから、はずかしがらず、一人でくるしまず、いじめられていることを話すゆうきをもとう。話せば楽になるからね。きっとみんなが助けてくれる。

平成十八年十一月十七日
文部科学大臣　伊吹文明


当時、いじめによる自殺が全国で連鎖的に発生していました。
いじめは周囲のおとなが気づいてあげられれば、解決できる問題です。いじめの状況がひどい場合には、転校などの対策も講じることができます。
しかし、いじめは他人に見られないところで行われることや、いじめられる子供はなかなか周囲に言い出せないことなどから、小学生でありながら自殺にまで追い込まれてしまうのです。

いじめは小学生だけの問題ではありません。学校、塾などはもちろん、職場、サークル、町内会。老人会にだって存在します。つまり、いじめはどこにでも存在します。
いじめは、「いじめられる側にも問題がある」ということを言う人がいます。確かに問題はあるのかもしれません。ですが、悪いのは絶対的にいじめる側です。しかし、いじめる本人は罪の意識がないどころか、それをいじめられる側がいじめと感じている事すら認識していない場合もあります。
いじめるということはどれだけ恥ずかしく、愚かな事かを認識させるためには、「自分がいじめをしている」ということを客観的に見せつける必要があります。つまり証拠が必要なのです。
証拠があれば、場合によっては法的手段をとる事もできます。

先にも述べたとおり、いじめられた本人はなかなか周囲の人間に打ち明けることはできないものです。もし、あなたのお子さんや大切な人が、いじめの被害に遭っているのではないかと感じたら、まずは
専門家に相談してください。
相談の結果、証拠をつかむことができれば対策もとれますし、もしあなたの勘違いでいじめの事実がなかったとしても、それに越したことはありません。
東京探偵調査士会では、いじめ問題でお悩みの方の相談をお受けしています。
調査士会では全国に無料相談センターを設けておりますので、お近くの相談センターまでご連絡ください。ご相談は２４時間体制で受け付けております。

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